2016年 第40号

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[特集]〈市民社会〉を問い直す

  【論文】
堂目卓生 アダム・スミスの遺産〔グローバル化の時代を見据えて〕
植村邦彦 ドイツにおける「市民社会」概念〔十六世紀から二十一世紀まで〕
上野千鶴子 福祉多元社会論から見た「市民社会」の位置
  【公募論文】
網谷壮介
カントの共和制の諸構想と代表の概念
加戸友佳子
マルクス学位論文における哲学的主体の位置について
伊東俊彦
創造としての自由〔ベルクソン『道徳と宗教の二源泉』における社会論〕
千野貴裕
グラムシにおける二つの「倫理国家」概念〔現代国家の分析と未来社会の予測〕
橋爪大輝
有用性を越えて持続する〈もの〉〔アーレント『活動的生』における〈もの〉概念〕
藤高和輝
実存とトラブル〔サルトルの読者としてのバトラー〕
  【書評】
稲村一隆
『都市と人間』(レオ・シュトラウス著、石崎嘉彦ほか訳)
後藤浩子
『徳・商業・文明社会』(坂本達哉・長尾伸一編)
古家弘幸
『社会科学と高貴ならざる未開人――十八世紀ヨーロッパにおける四段階理論の出現』(ロンルド・L・ミーク著、田中秀夫監訳)
篠原久
『スコットランド啓蒙とは何か――近代社会の原理』(田中秀夫著)
髙山裕二
『フランス革命という鏡――十九世紀ドイツ歴史主義の時代』(熊谷英人著)
太田仁樹
『帝国に抗する社会運動――第一次日本共産党の思想と運動』(黒川伊織著)
大貫敦子
『トーマス・マンの政治思想――失われた市民を求めて』(速水淑子著)
徳永恂
『フランクフルト学派と反ユダヤ主義』(古松丈周著)
廳茂
『歴史意識の断層――理性批判と批判的理性のあいだ』(三島憲一著)
内田弘
『戦後日本の社会思想史――近代化と「市民社会」の変遷』(小野寺研太著)
安田常雄
『「思想」としての大塚史学――戦後啓蒙と日本現代史』(恒木健太郎著)
井上弘貴
『清水幾太郎――異彩の学匠の思想と実践』(庄司武史著)
箭内 任
『公共圏に挑戦する宗教――ポスト世俗化時代における共棲のために』(ユルゲン・ハーバーマスほか著、箱田徹・金城美幸訳)
高橋良輔
『現代革命の新たな考察』(エルネスト・ラクラウ著、山本圭訳)
田畑真一
『ポスト代表制の政治学――デモクラシーの危機に抗して』(山崎望・山本圭編)