2022年 第46号

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  〈特集〉  感染症の思想史
  【論文】
中山智香子 贈与と交換のはざまに――「血」と感染をめぐる社会科学的思考の考察
田中祐理子 「流行病」と共同体の知覚――医学史的視点から
藤原辰史 政治禍としてのコロナ禍――現場政治の生成
   
  【公募論文】
石田雅樹 デモクラシーを持続可能にする教育、デモクラシーの危機と対峙する教育――ジョン・デューイ「デモクラシーと教育」 再考
谷 雪妮 橘樸における「生存権」のデモクラシーと中国―― 一九二〇年代を中心に
岩井洋子 田辺元と高山岩男における「第三の社会」
入谷秀一 笑うアドルノ――〈真剣なからかい〉の両義性を巡って 
坂井礼文 コジェーヴとフェサールの権威論――共通善との関連をふまえながら
高橋若木 ジジェクの転回――欲望と欲動
山口晃人 民主政の費用対効果――参加から代表へ
   
  【書評】
厚見恵一郎 『共和主義者モンテスキュー ――古代ローマをめぐるマキアヴェッリとの交錯』(定森亮著)
片山文雄 『権力分立論の誕生――ブリテン帝国の 『法の精神』 受容』(上村剛著)
橋本直人 『マックス・ウェーバー ――近代と格闘した思想家』(野口雅弘著)
  『ヴェーバー入門――理解社会学の射程』(中野敏男著)
宮本真也  『20世紀知的急進主義の軌跡――初期フランクフルト学派の社会科学者たち』(八木紀一郎著)
武藤秀太郎 『戦後経済学史の群像――日本資本主義はいかに捉えられたか』(野原慎司著)
中村勝己 『アンタゴニズムス――ポピュリズム 〈以後〉の民主主義』(山本圭著)
鵜飼 哲 『アラブ近代思想家の専制批判 ――オリエンタリズムと〈裏返しのオリエンタリズム〉の間』(岡崎弘樹著)
柏崎正憲  『イギリス一八世紀のコモンウェルスマン――自由主義思想の伝播と発展』 (キャロライン・ロビンズ著、田中秀夫訳) 
後藤浩子 『問題=物質(マター)となる身体――「セックス」 の言説的境界について』(ジュディス・バトラー著、佐藤嘉幸 監訳)
田畑真一  『社会主義の理念――現代化の試み』(アクセル・ホネット著、 日暮雅夫・三崎和志訳)
大村一真 『アメリカ批判理論――新自由主義への応答』(マーティン・ジェイ、日暮雅夫共編)
   
  第11回(2021年度)社会思想史学会研究奨励賞の公示
  2021年度会員新著一覧(五十音順)
  英文抄録/英文目次
  公募論文規定/公募論文審査規定/執筆要領/社会思想史学会研究奨励賞規定
  編集後記