2010年 第34号

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〈特集〉「〈社会的なもの〉の概念 再考」
齋藤純一 特集趣旨
【論文】
森政稔 「〈政治的なもの〉と〈社会的なもの〉【その対抗と重なり】」
木前利秋 「新たな自然の地平に寄せて【H・アーレントの「社会」概念・再考】
中山智香子 「非市場型社会の構想【K・ポラニーの二つの「戦後」】」
廳茂 「コスモポリタニズム的社会概念【G・ジンメルの場合】」
市野川容孝 「社会的なもの、政治的なもの、文化の文節と接合【近現代のドイツを例として】」
【公募論文】
稲村一隆 「アリストテレスの政治哲学における応報的平等の意義」
馬路智仁 「越境的空間へ拡がる「福祉」【レオナード・ホブハウスにおける連関的な社会秩序の構想】」
福家崇洋 「大正デモクラシー下の心理改造【一九一〇年代における木村久一の軌跡と思想】」
田澤晴子 「一九二〇年代における柳田国男の「共同生存」と「共同の自治」【吉野作造と比較して】」
横山尊 「国民優生法成立の再検討【法案論議と科学啓蒙のあいだ】」
今田剛士 「大正平和論と戦後日本【大熊信行の「国家悪」】」
小野寺研太 「日本における市民社会論の生成【戦時・戦後のアダム・スミス受容とその思想的射程】」
藤田公二郎 「フーコーの思想における知の主体」
井上彰 「〈分析的平等論〉とロールズ【平等論の歴史・再考】」
【書評】
厚見恵一郎 『マキアヴェッリとルネサンス国家――言説・祝祭・権力』(石黒盛久著)
崎山政毅 『野蛮から秩序へ――インディアス問題とサラマンカ学派』(松森奈津子著)
坂本達哉 『アダム・スミス論集――国際的研究状況のなかで』(水田洋著)
安藤隆穂 『コンスタンの思想世界――アンビヴァレンスのなかの自由・政治・完成可能性』(堤林剣著)
篠原洋治 『科学から空想へ――よみがえるフーリエ』(石井洋二郎著)
安西敏三 『江戸の知識から明治の政治へ』(松田宏一郎著)
太田仁樹 『朝鮮開化思想とナショナリズム――近代朝鮮の形成』(月脚達彦著)
相田愼一 『私の社会思想史――マルクス、ゴットシャルヒ、宇野弘蔵等との学問的対話』(黒滝正昭著)
的場昭弘 『メタ構想力――ヴィーコ・マルクス・アーレント』(木前利秋著)
山岡龍一 『リベラルな多文化主義』(松元雅和著)
英文抄録/英文目次
公募論文投稿規定/公募論文審査規定/執筆要領
編集後記