2005年 第29号

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特集「産業社会の倫理と政治―――思想史の方法論的視座を問う(1)」
〈公募論文〉
恒木健太郎 「「生産力」から「生産倫理」へ」 【大塚久雄の言説の変遷とその経済史的背景】
篠原洋治 「フーリエの商業批判についての一考察」
小島秀信 「市場的交換の観念体系」
〈研究動向〉
植村邦彦 「唯物論と自然主義をめぐって」 【二〇〇四年のマルクス】
森政稔 「帝国の歴史的遍在と政治思想史の言説空間」
日暮雅夫 「討議と承認からの境界設定」 【批判的社会理論の今日的展開】
〈書評〉
細見和之 『現代日本思想論-歴史意識とイデオロギー』(安丸良夫著)
原田哲史 『フリードリッヒ・リストと彼の時代-国民経済学の成立』(諸田實著)
宮本真也 『近代啓蒙批判とナチズムの病理-カール・シュミットにおける法・国家・ユダヤ人』(佐野誠著)
〈公募論文〉
長谷川悦宏 「人類教の二つの解釈」
伊藤綾 「諦念としての歴史哲学」 【ジュゼッペ・フェッラーリの歴史理論】
桐原隆弘 「<戦後世代人間学>とマックス・シェーラー」 【カント的人間像の復権】
〈研究動向〉
増井三夫 「問い直される教育の歴史表象と歴史認識」 【比較教育社会史研究の最近の議論】
宇城輝人 「進化」 【生物と社会と】
〈書評〉
生越利昭 『プーフェンドルフの政治思想-比較思想史的研究』(前田俊文著)
只腰親和 『トマス・リード-実在論・幾何学・ユートピア』(長尾伸一著)