1999年 第23号 

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【第23回大会記録/シンポジウム/社会思想史研究の表象と方法】
第I部 / グランドセオリーの読み返し・読む機軸のずれ
中野敏男 「マックス・ヴェーバーの変貌とそれを読む位置」
横山輝雄 「進化論と社会思想史研究」
水嶋一憲 「スピノザの異例性が開示するもの—<群集の力能>を中心に—」
有江大介 「最善としての『近代』—経済思想史の評価—」
シンポジウムI/ 討論
第II部 / パラダイム・チェンジの現在
酒井直樹 「理論的であることと西洋の場所」
松岡利道 「世界システム論」
大貫敦子 「抵抗から反抗へ—ジェンダー理論の現在—」
鵜飼哲 「抵抗と歓待」
シンポジウムII/ 討論
【第23回大会記録/自由論題】
時安邦治 「モダニティとセクシュアリティ—アンソニー・ギデンズのセクシュアリティ論—」
鈴木由加里 「フランス第二帝政下における女性論争—J.デリクールの思想を巡って—」
寺田元一 「一八世紀フランスにおける編集知の展開—『百科全書』を中心に—」
小林昌人 「『ドイツ・イデオロギー』の配列問題—ヘーゲル左派論争の視角から—」
仲正昌樹 「アドルノとゾーン=レーテルの貨幣哲学」
【第23回大会記録/特別企画】
保住敏彦 「社会思想史研究の現在と過去」の報告
【第23回大会記録/インフォーマル・セッション】
相田慎一 「民族問題を考える—研究の現状と課題—」
水田洋 「田中正司『アダム・スミスの倫理学』上・下(お茶の水書房)をめぐって」
安藤隆穂 「フランス革命と公共性」
上野成利 「<私的所有>のポリティクス」
遠山菜穂美 「フォーレの時代の音楽と社会」
山辺知紀 「フランクフルト学派と市民社会」
勝田由美 「十九世紀後半のイタリアにおける民主主義と社会主義—ミラノを中心に—」
松岡利道 「マルクス主義」
奥田暁子 「女性と国家—民権運動期の女性たちを中心に—」
【公募論文】
柏葉武秀 「自由意思の主体と統治—スピノザ政治思想の位置づけをめぐって—」
阪本政仁 「所有、租税、一般意思—『政治経済論』の再考—」
壽里竜 「ヒューム正義論における自然状態論の意義」
箱崎俊彦 「カント自由論に対するアドルノの救出的批判」
水野浩二 「サルトルの弁証法的倫理学」
中野剛充 「バーリンとテイラー—多元主義を巡って—」
長谷川精一 「森有礼の天皇観」
【論文】
安川悦子 「ジョジフ・チェンバレンにおける「改革」と「帝国」」
高幣秀和 「初期ルカーチにおける弁証法的方法の成立」
寺田光雄 「ドイツ近代化と秩序意識の転換」
【書評】
藤井隆至 「川田 稔『柳田国男のえがいた日本—民俗学と社会構想』」
久保千一 「石川 實『黒板の文化誌—教育のためのもうひとつの世界』」
田端稔 「高幣秀知『ルカーチ弁証法の探求』」
本誌のご執筆に際してのお願い
公募論文執筆・送付要領
編集後記
(表紙写真)再評価のすすむスピノザ