1986年 第10号

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【第10回大会記録/シンポジウム/ルカーチと現代—ルカーチ生誕百年記念】
岸川富士夫 「西南ドイツ学派とルカーチ」
高幣秀知 「『歴史と階級意識』の「過渡性」」
【第10回大会記録/自由論題】
高橋眞司 「長崎原爆の思想化をめぐって—永井隆から秋月辰一郎へ—」
近田錠二 「L・ガルとF・シュトロマイヤー—「三月前」期の共同思想—」
大籔竜介 「政治理論史上のマルクス、エンゲルス—国家起源論からの照射—」
伊藤成彦 「ローザ・ルクセンブルク『資本蓄積論』の歴史的背景とその意味—中国・ドイツにおける国際シンポジウムについての報告とともに—」
堀田誠三 「イタリア啓蒙思想のために—ミラノからの視点—」
今井義夫 「十八世紀ロシアの啓蒙思想家ロモソーソフとノヴィコーフにおける啓蒙主義とナショナリズム」
安川寿之輔 「日本の近代化と福沢諭吉の啓蒙思想」
【公募論文】
奥山隆男 「ロソシャーとクニースにおける理解論」
岡崎正道 「八太舟三のアナキズム思想」
廳茂 「「人間本性」と「歴史・社会的現実」—W・ディルタイにおける心理学の特権性の論証—」
高田純 「私的所有と共同意志—カントの私的所有の根拠づけ—」
【提言】
水田洋 「十年を経て—回顧と展望—」
【国内研究展望】
田中秀夫 「わが国における最近のヒューム研究の動向—ヒュームの「人間の科学」と『イギリス史』—」
【海外研究展望】
田中敏弘 「トマス・リードとスコットランド啓蒙—「トマス・リード哲学二〇〇年記念国際会議」について—」
今井義夫 「第三回ソ連東欧研究世界大会報告」
丸山珪一 「ルカーチをめぐる現状—生誕百年記念のハンガリーからの報告—」
【書評】
時永淑 「内田弘著『中期マルクスの経済学批判』」
石川三義 「大井正著『ヘーゲル学派とキリスト教』」
大西威人 「植松忠博著『地球共同体の経済政策』」
早坂忠 「松嶋敦茂著『経済から社会へ』」