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社会思想史学会のあゆみ

「社会思想史学会」は学際的な学会として1976年11月13日、明治大学における創立大会によって発足しました。初代代表幹事は水田洋教授(現名古屋大学名誉教授、日本学士院会員)、常任幹事は山下肇、柴田三千雄、横山寧夫、平井俊彦の各教授でした。
1977年12月に学会誌『社会思想史研究』創刊号を刊行し、創刊号の表紙裏には、下記の創立の趣意書を掲載しました。

社会思想史学会の創立にあたって-1976年

 このたび、さまざまな研究領域において、思想史の社会的性格に関心をもっているものがあつまり、社会思想史学会を作ることになりました。社会思想史が学界で市民権をえるようになったのは、国内はもとより国際的にも比較的あたらしいことであり、したがって社会思想史研究者たちは、既成各学問分野で訓練をうけ、そこに所属しながら、それぞれの側面から社会思想史を研究してきました。このことは社会思想史という多面的な研究対象に接近するのにかえって有利であったと考えられますし、今後もこの接近方法を維持すべきであると考えられます。しかしながら反面では、それらの多様な接近に意見交流の場が与えられるならば、さらに効果をあげうるであろうことが容易に想像されます。私たちが意図している新しい学会は、このような意味で既成学会の存在を前提とした横断組織としての思想史研究者のあつまりであり、思想史の社会的性格への関心を核としたインターディシプリナリなものであります。思想史的関心をお持ちの研究者各位の広範なご参加を期待します。

 

声明・提言など

 社会思想史学会は、思想史の社会的性格に関心をもつ研究者のあつまりとして、学問研究のあり方や社会的意義についても積極的に発言をおこなっていきます。(※青字部分をクリック!!)

・日本学術会議「経済学分野の参照基準」原案への要望書(2014年1月)

・日本学術会議推薦者の任命拒否についての声明(2020年10月6日)