2015年 第39号

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〈特集〉社会思想としての批評
【論文】
上村忠男 ヘテロトピアからのまなざし〔エドワード・W・サイードと批評の可能性〕
宮﨑裕助 美的情動批判〔ポール・ド・マンの美学イデオロギー論再考〕
三島憲一 芸術批評の概念に関する小論
【公募論文】
小谷英生 カント『世界市民的見地における普遍史のための構想』の思想史的分析〔〈人間の使命〉論争、メンデルスゾーン、ガルヴェ〕
斎藤拓也 民主政のパラドクスとカントの共和制概念
金山準 「絶対」から「均衡」へ〔前期プルードンにおける私的所有批判の論理〕
西村木綿 民族の「自決」とは何か〔ユダヤ人「ブンド」の問いをめぐって〕
河野裕康 ヴァイマル中期のヒルファディングの連立政策論と社会経済思想
尾場瀬一郎 グラムシ『獄中ノート』における常識論の位相
遠藤健樹 世俗化テーゼと政治神学〔カール・レーヴィットとカール・シュミットの対決〕
橋爪大輝 関係の創設と人格の開示〔アーレント「活動」概念の再解釈〕
坂井礼文 贈与型資本主義に基づいたコジェーヴの国家論〔合衆国は「共産主義」の最終段階に到達したのか〕
【書評】
橋本努 『社会思想の歴史――マキアヴェリからロールズまで』(坂本達哉著)
石黒盛久 『ヨーロッパ政治思想の誕生』(将基面貴巳著)
森岡邦泰 『野蛮と啓蒙――経済思想史からの接近』(田中秀夫編)
伊藤誠一郎 『島々の発見――「新しいブリテン史」と政治思想』(J・G・A・ポーコック著、犬塚元監訳)
岡村東洋光 『ジョン・ロックの教会論』(山田園子著)
森村敏己 『商業・専制・世論――フランス啓蒙の「政治経済学」と統治原理の転換』(安藤裕介著)
鳴子博子 『市民法理論』(シモン・ランゲ著、大津真作訳)
水田洋 『アダム・スミスとその時代』(ニコラス・フィリップソン著、永井大輔訳)
小松佳代子 『ベンサムとイングランド国制――国家・教会・世論』(小畑俊太郎著)
高草木光一 『貧困の哲学(上・下)』(ピエール=ジョゼフ・プルードン著、斉藤悦則訳)
杉田聡 『福沢諭吉と朝鮮問題――「朝鮮改造論」の展開と蹉跌』(月脚達彦著)
黒川伊織 『日本社会民主主義の形成――片山潜とその時代』(大田英昭著)
西谷修 『経済的思考の転回――世紀転換期の統治と科学をめぐる知の系譜』(桑田学著)
初見基 『初期ルカーチ政治思想の形成――文化・形式・政治』(西永亮著)
細見和之 『アドルノの社会理論――循環と偶然性』(表弘一郎著)
森田雅憲 『ハイエクの経済思想――自由な社会の未来像』(吉野裕介著)
鵜飼哲 『反ユダヤ主義(ユダヤ論集1)』(ハンナ・アーレント著、山田正行・大島かおり・佐藤紀子・矢野久美子共訳)『アイヒマン論争(ユダヤ論集2)』(ハンナ・アーレント著、齋藤純一・山田正行・金慧・矢野久美子・大島かおり共訳)
齋藤純一 『理性の行方 ハーバーマスと批判理論』(木前利秋著)
田中ひかる 『ニューレフト運動と市民社会――「六〇年代」の思想のゆくえ』(安藤丈将著)
内田弘 『自由主義と社会主義の規範理論――価値理念のマルクス的分析』(松井暁著)
小田川大典 『政治的に考える――マイケル・ウォルツァー論集』(マイケル・ウォルツァー著、
デイヴィッド・ミラー編、萩原能久・齋藤純一監訳)
第四回社会思想史学会研究奨励賞の公示
二〇一四年会員新著一覧
英文抄録/英文目次
公募論文投稿規定/公募論文審査規定/執筆要領/社会思想史学会研究奨励賞規定
編集後記