2001年 第25号

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【第25回大会記録/シンポジウム】
第Ⅰ部 / 啓蒙とその外部
寺田元一 「フランス啓蒙とその外部」
後藤浩子 「啓蒙の内なる外部性―スウィフトとバーク」
堀田誠三 「イタリアから、ないしは、反宗教改革の地から」
シンポジウムⅠの印象 司会・田中秀夫
第Ⅱ部 / 身体の表象
市野川容孝 「individualとしての身体―医学と社会理論の交差」
河上睦子 「女性身体の復権とフォイエルバッハの再読」
佐々木力 「現代科学哲学の観点から見た中西医結合医療」
シンポジウムⅡの印象 司会・石塚正英
【第25回大会記録/自由論題】
高橋眞司 「永井隆と浦上燔祭説再考」
原田哲史 「後期ミュラーにおける階級対立の認識とキリスト教的所有論」
三島憲一 「ふたつの旅行記をめぐって―啓蒙と調査の両義性をどう考えるか」
桐原隆弘 「中期ニーチェの『文化(Cultur)』理論とその政治思想的背景」
保井温 「イエスの二つの決断―悪霊追放劇と聖餐」
川本隆 「フォイエルバッハの他者論の可能性―『ライプニッツ論』におけるalter agoをめぐって」
山下範久 ジオカルチュア概念に見る反復と差異―ウォーラーステインによるヘゲモニー論の変容」
大藪龍介 「マルクス、エンゲルスの革命論の今日的再審」
千石好郎 「ポスト・マルクス主義の確立―ラクラウとムフの場合」
船戸修一 「農本主義の再検討―権藤成卿の『社稷』」
鳴子博子 「ルソーの宗教論によるフランス革命の捉え直し―九四年六月、革命の終焉か真の建国か」
天羽康夫 「スコットランド啓蒙における古代近代論争」
浜田正 「初期アルチュセ-ルのマキャヴェッリ論、そして偶然的唯物論」
村井久二 「『第一種』のコント=マルクス型発展モデルについて」
【第25回大会記録/特別講演】
アクセル・ホネット 「個体的自由の病理(パトロギー)―ヘーゲルの時代診断と現在」
【第25回大会記録/インフォーマル・セッション】
阪本政仁 「『百科全書』とイングランドの政治思想」
松本佐保 「マッツイーニとイギリス社会運動」
高田実 「近代イギリスの福祉における個と共同性―『福祉の複合構制』論の可能性(『十九世紀思想』)」
崎山政毅 「<イデオロギー論>のポリティクス(1部・2部)」
水田珠枝 「明治前期におけるフェミニズムの受容―ミル・スペンサー・フォーセット」
安藤隆穂 「フランス革命と公共性」
伊藤 哲 「I.S.ロス『アダム・スミス伝』をめぐって」
石塚正英 「『身体の表象』前夜祭」
福井直秀 「日本思想と近代・現代」
的場昭弘 「的場昭弘・内田弘・石塚正英・柴田隆行編『新マルクス学事典』について」
海老澤善一 「近代社会と暴力」
原田哲史 「ビルガー・P・プリッダート『経済学者ヘーゲル』をめぐって」
徳永 恂 「『批判理論』―ホネット氏を囲んで」
【公募論文】
金澤秀嗣 「『法による過去の克服』は可能か―『ラートブルフの公式』と遡及禁止原則」
大中一彌 「偶然性唯物論とマルクス学位論文―クリナーメンの問題圏」
桐原隆弘 「音楽の聴取タイプと社会認識の原理―アドルノ『新音楽の哲学』に関する一考察」
篠崎尚夫 「東畑精一の戦後『思想』―なぜ彼は農相就任を辞退したのか」
【依頼論文】
三浦永光 「ジョン・ロックにおける自然法とアメリカの植民地化」
鈴木由加里 「ポルノグラフィとジェンダー/アイデンティティのポリティクス」
【書評】
植村邦彦 「野村真理著『ウィーンのユダヤ人―十九世紀末からホロコースト前夜まで』」
中澤信彦 「岸本広司著『バーク政治思想の展開』」
山岡龍一 「下川 潔著『ジョン・ロックの自由主義政治哲学』」
滝口清栄 「工藤 豊著『ヘーゲルにおける自由と近代性』」
的場昭弘 「仲正昌樹著『貨幣空間』」
【学会研究動向】
足立泰紀 「可能性としての<もう一つの思想史>―安田常雄・佐藤能丸編『展望日本歴史24 思想史の発想と方法』を読む」
本誌へのご執筆に際してのお願い
公募論文執筆・送付要領
CONTENTS
編集後記
(表紙写真)デカルト『人間論』(Traite de l’homme)・脳室と松果腺の図

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